トムは「煮る、ゆでる」の意味なので、
「薄味のスープ」と訳すのがしっくりくる。
日本人の耳には
「トムチュー」と聞こえる。
แกง จืด
ゲーング・ヂュード とも言う。
辛い汁・薄味
これは”やや辛”なのだろう。
(俺には違いが分からないけど)
最もポピュラーなのは、
ต้ม จืด เต้าหู้
トム・ヂュード・タウフー
豆腐入りトムヂュード
だろう。
更にそこへ、豚の挽き肉 or 豚肉団子を入れる
ต้ม จืด เต้าหู้ ใส่ หมูสับ
トム・ヂュード・タウフー・サイ・ムーサップ
がポピュラー。
*サイ=入れる、サップ=刻む、
”ムーサップ”=刻み豚肉=豚の挽き肉
海草を入れたのも、食感がいいから俺は好きだ。
このトムヂュードは日本人の口に合う。
味噌汁代わりに毎日でもいける。
このスープと白メシだけでも満足だ。
タイ料理って、なんでこんなに美味しいのかな~?!
でもたぶん、純粋なタイ料理ではなく、
中華料理がタイ風に少しアレンジされたものだと思う。
อาหารไทย
ร้าน ยำ มด ตะนอย
「ラーン・ヤム・モット・タノーイ」
と、屋台なのに、店の名前がある。
ココはジュライ組、楽宮組、その後の台北組も
数人が集まると、よく利用した店だ。
ココの料理は何を食ってもおいしい。
何十年とタイに住んでいる沈没組・・・
じゃなくてリタイヤ組の人たちも、
「ココのトムヤムクンはバンコクでトップ5に入る美味さだね」
と絶賛するほどだ。
最近は楽宮旅社も潰れ、台北旅社からも日本人が消え、
7月22日ロータリー周辺は寂しくなったが、
この店が生き延びているのは美味さのお蔭だろう。
欠点は店をよく休むことで、
俺は必ず電話で確認してから行くようにしている。
そういえば以前・・・10年前くらいだったかな~、
宝くじが当たって、1ヶ月間も休業した事があるという、
ナマケモノのオバチャンが店主だ。
(ちなみに、当時の金額で約200万円当たったらしい)
ま、バンコクに居ると知人からタカられるから、
というのが真相かもしれないけどね。
最近は年のせいか、顔にシワができ、少しやつれた。
そのため、オバチャンはあまり店に出てこず、
娘が仕切っている日が多い。
場所は旧・ジュライホテル入口の前。
ジュライ入口の真ん前はティアのジュース屋で、
そこから約10数m東。
ジュライホテルが分からなければ・・・
チャイナタウンの7月22日ロータリー
と言えばわかるだろう。
タイ語では
「ウォングウィアン・ジースィップ・ソーング」
難しければ
「ウォンウェン・ジースィップ・ソン」でも通じる。
อาหารไทย
หอย นางรม
ホーイ・ナーングロム
牡蠣(カキ)
タイでは新鮮なカキも驚くほど安い。
カキを使ったタイ料理の代表例を2つ挙げてみる。
หอย นางรม สด ホーイ・ナーングロム・ソット
หอย นางรม กระทะ ホーイ・ナーングロム・クラタッ
(”ホイナンロム・カタ”と聞こえる)
新鮮な材料を使っているのが自慢の店なら、
写真の「ホーイ・ナーングロム・ソット」をおススメするはずだ。
(ソット = 生、新鮮な)
カキは生で食うと100%アタる。
身の中に毒を持っているからだ。
タイの場合は生と言っても、
サッと軽く湯通しして毒消しする店が多い。
更に、辛いダシというかタレに漬けて出すので、
それによってカキの毒が完全に消えるのだと思う。
逆にこの辛いタレのせいで、
胃がモヤモヤと気持ち悪くなるほどなので
かなり強烈な毒消し作用があるんだろうと思う。
(ちなみに俺はタイでも一度もあたった事がない)
通常、ニンニクをスライスして焼いたものと、
カピか何かの味噌などが一緒に出て来るので、
これらの薬味と併せて食べてもおいしい。
中華料理屋でよく見るのは鉄板焼きの方で、
หอยนางรม กระทะ ホーイ・ナーングロム・クラタッ
(カキ・フライパン⇒カキの鉄板焼き)と呼ぶ。
または
ออส่วน オースワン
と呼ぶ。
とき卵やモヤシなどと一緒にフライパンで炒めるもので、
味付けのいい店なら、ホッペが落ちるほどおいしい。
タイの中華料理屋に行ったら、
プーパットポンカリー(蟹カレー)だけでなく、
ホーイ・ナーングロム・クラタッ(オースワン)もぜひどうぞ!
อาหารไทย
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