ソムタムというのは
熟していない青いパパイヤを千切りにして、
酸っぱく和えるタイ風サラダ。
タイ東北部イサーン地方の代表的料理だね。
ソムタム・タイがあるなら、
他の国のソムタムもあるのか、と思ったら、
例えばソムタム・ラオ(ス)などもあるらしい。
俺はあまり詳しくないのだが、
ソムタム・プー(蟹入りソムタム)など、種類は多い。
<作り方>
ソムタム用の壺のような臼に唐辛子を入れ、
捏ね棒(?)でトントンと搗く(つく)。
それから千切りにしたパパイヤ、さやえんどう、トマト(によく似たもの)、ピーナツ、小エビ、マナーオなどの
具を入れ、
砂糖、味の素、ナムプラー、各店の秘伝のタレなどを加えて
さらにしばらく搗いて出来上がり。
たまに、水商売風のキレイなオネエチャンが
トントンと搗いている事があるが、
よく見ると、その女は客だったりする。
自分の好みに搗きたいから、とか、
屋台のオバチャンが疲れたから、とか
理由は様々なようだ。
マナーオ(タイ産ライム)の汁で酸っぱく、
唐辛子のエキスで辛い。
最初はこのソムタムが嫌いだったが、
イヤイヤ食っているうちに慣れた。
バックパッカー時代の習性なんだろうね、
本能的に生ものを避けていたんだが、
意外にコレで腹を壊すという事はない。
パパイヤは新鮮なうちに使い切るし、
とうがらしを大量に入れて搗くので、
細菌が繁殖しにくいからだろう。
俺は唐辛子を入れないように注文するのだが、
それでも適度な辛さがあるのでちょうどいい。
ソムタムを搗く壺の中に、前の人のために作った分の
とうがらしのエキスが残っているからだ。
でも、さすがにソムタム・プーだけは食えない。
(プー=蟹。蟹入りソムタム)
川の蟹(沢蟹)を使っているので、肺臓ジストマが心配だ。
(知らない人は、漫画「サバイバル」を読んでね)
タイ人は、とうがらしを大量に入れるので、
調理中に菌が死ぬので発病しないんだろうが、
(たぶん↑俺の勝手な推測。火を通してれば全く問題なし)
俺は辛いと食えないので唐辛子を入れないため、
罹患する恐れがあるからだ。
一度、知らずにソムタム・プーを食って、
沢蟹入りだと分かって口の中にある分だけは
全部吐き捨てたことがある。(それでも心配だった)
また、熟してないパパイヤは、
意外と栄養があるのかもしれない。
というのも例えば、熟す前の枝豆の方が、
熟した大豆より栄養があるらしいから、
それと同様なのかも、などと勝手に思ったりする。
もしそうだとすると、古代タイ人の長年の知恵なのかもね。
タイ人の中には、
「ソムタム・タイは甘いから嫌い。」
と言う者もいたりするのでおもしろい。
我々からすれば、とうがらしを10個近く入れる
ソムタムは辛くて食えないのに、それを「甘い」と言う。
それを聞いた時、
「コーヒーにあれだけ砂糖を入れて飲む国民が、
あんな辛い物を甘くて食えないとはコレいかに?」
と思った事がある。
で、そういう人たちはソムタム・タイではなく、
ソムタム・プーとかの甘みを抑えた種類を好むようだ。
อาหารไทย
อาหารไทย
タイ料理のメニューには必ず載っている、
パッタイだが、その付き出しの解説編。
この写真のフォークの先にあるのが、
バナナの実が小さい時に収穫した、バナナの花だ。
コレを収穫せずに育てるとバナナになるんだそうだ。
(↑と、テメの矢田亜希子が教えてくれた)
タイ語では ปลี กล้วย ピー・クルワイ と言う。
(厳密に発音すると、プリー・クルワイ。プリーの声調は平たく。
1年、2年のピーと同じ声調で、Pの後にLの発音を入れるだけ)
口の中が変になる程に渋いが、これも慣れた。
マナーオの汁をかければマイルドになる。
(俺は生の渋いままでムシャムシャ食うけどね)
この細いツボミの中が黒くなっていると、
オシベ?メシベ?が内部で成長しているワケで、
固く、まずく、渋いので食べない。
小さくて黒くないものはあまり渋くなく、
柔らかくて食べやすい。
これらの蕾を覆っている筍の皮のようなものも、
柔らかい部分は食べられる。
ちぎってパッタイにふりかけ、
タイ料理の4点セットをお好みで加えて食べる。
ここまで知っていれば、
タイ人に間違われる事、まちがいなしだね!
อาหารไทย
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